2013年 11月 21日
ちょっとかっこよい話をさせていただきます。
短い診療時間で、患者さんの苦しみの本質を見抜き、全人的に治療しなければなりません。
それには言葉や態度が重要です。
医師も人間ですから体調の悪いこともあり、いつもうまくいくわけではありませんが。
TPBのわざなんてしれてます。研修医でも私も同じでしょう。違うのは会話のし方だと思います。
TPBは一つの手段なんです。
医師には個性がありますから、TPBにしてもいろいろでしょう。
次のメールは9年間、痛みに苦しんでいたかた方からのものです。
加茂先生へ
11月12日から15日までトリガー注射してもらいました妊婦のAです。先生には感謝感謝です。ありがとうございました。
受付の方にも看護師の方にも入院患者さんたちにも、待合室の患者の方にも、小松の町の人にもみんなに優しくされて本当に心が癒されました。小松が第二の故郷のように大好きになりました。
15日金曜日の午前中にトリガーを打って、無事Bまで帰りつきました。帰りは足も軽くてさくさく歩けてほとんど疲れませんでした。本当にありがとうございました。
病名がわかったことで、周りにSOSを発信することができ、保健師さんが子育てについて相談に乗ってくれたり、職場の組合も動いてくれて、また体調がよくなれば仕事復帰の道も開けそうになりました。
心に余裕ができ、子供にも優しく出来るようになりました。今まで何も出来なかった自分が好きになれなかったけど、実は病気と気付かないまま、これまですごく頑張ってきたんだということが分かって自分が好きになれました。世界が変わった感じです。
土曜には家族とふぐを食べに@という繁華街に出かけることができました。とても美味しかったです。
そして、Cにある、D整形外科で火曜日にトリガーポイントしてもらえました。妊婦を診たのは初めてで、恐る恐るでしたが、アメリカでの経験もあり勉強熱心そうな方でした。ネオビタカインとノイロトロピンでした。
注射する場所が限られているのと、胸には打たないことで、加茂先生のときのようには、改善されなかったけど、打たないよりははるかにらくです。せめて、胸に打ってくれれば、息苦しさもとれるし、痛みで目が覚めないと思うんですが。胸などには打ったことないとのことで、さすがに妊婦で初めて挑戦する気にはなれないだろうなと諦めました。D先生と信頼関係をまずは築いて、出産後にじわじわと交渉してみようと思います。
2013年 11月 20日
加茂先生
こんばんは。先週神奈川から左臀部・下肢痛の治療のためお伺いした者です。
おかげさまで、自宅にも戻った後も痛みがぶり返す事無く、安心して仕事や介護ができる様になりました。本当に有難うございました。
先生のおっしゃっている事を信じ、思いきって小松に行った事、心から良かったと思っています。痛みが和らいで、思いがけずあちこち観光もでき、一人旅の楽しさを味わせて頂きました(^◇^)
これからもテニスボールマッサージとストレッチは地道に続けていきます。
5ヶ月間の痛みをあっという間に取り去って下さって、本当に有難うございました。先生のご健康と益々のご活躍をお祈りしております。
こういうメールは治療者にとってうれしいものです。
皆がこうなってくれればいいのですが、そうはいきませんね。
もう半年遅れればそうはいかないかもしれません。
なにがよかったのか・・・・
①医師を信じる
②積極的
これは重要なことです。
遠方に治療に来たということが儀式的な効果やストレス解消になったのかもしれません。
医師の注射のスキルなんて微々たるものです。
手術でよくなることもあるのも同じことです。
とにかく、痛みとはそういうものなのです。
2013年 11月 19日

頭の上に荷物を乗せる習慣のところは世界中にあります。
椎間板に悪いからやめなさいとは聞かない。大丈夫なんですね。

2013年 11月 18日
TPB、鍼でないと治せないのではありません。
カイロでもマッサージでも指圧でもいいです。
急性痛は比較的短期間で治ります。
慢性痛(慢性痛症候群)になると、いわゆる「複雑系」といわれる状態です。
生物・心理・社会的疼痛症候群です。
糸がもつれた状態です。
どれぐらいの間隔で注射をすればいいか、どれぐらいで治るかという電話やメールをしばしばいただきます。
実際に診察しても分かりません。とりあえず、こうしてみようか・・・ということです。
まず、皆さんにお願いすることは、痛みのメカニズムをしっかり理解してもらうことです。
①神経は圧迫を受けても痛みやしびれは生じません。
②軟骨、半月板、椎間板などが傷んでいてもそれが痛みの原因になることはありません。
これがトリガーポイント注射だ!というものはありません。
圧痛点、トリガーポイントの区別はできませんし、しても意味がないと思います。
一次性トリガーポイント、二次性トリガーポイントの区別はできませんし、しても意味がありません。
「腰痛は脳の勘違いだった」の著者、戸澤洋二さんは、私のHPを読んで独学しました。
そして、自分で打つ部位を医師にいいました。注射のあとは認知行動療法をしました。
7年続いた腰下肢痛を3カ月で完治したとのことです。
次の2つのエピソードは、数日間、当院での治療を見学した、内科医と産婦人科医が奥様の脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアといわれている痛みを治療し、完治。
http://junk2004.exblog.jp/16755566
http://junk2004.exblog.jp/17571883/
http://junk2004.exblog.jp/9586728/
http://junk2004.exblog.jp/9586728/
これらのエピソードから分かることは、注射は医師なら数回見学すればできるということ、患者の指示通りに打っても治るということです。
つまり、痛みの原因は筋肉の攣りにあるという信念をもって、安心して治療すればよいということです。
注射や鍼の技術も大事ですが、もっと大切なことがあります。
2013年 11月 11日
もう十年以上前になりますか、当院で椎間板ヘルニアによるといわれた痛みの治療をしたJMさんからメールをいただきました。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_121.htm
JMさんはいつも読んでいる副島隆彦先生のブログに私の本の紹介があったのでその後についてメールをくださいました。
副島隆彦の学問道場ー今日のぼやき
JMさんからのメール(発表の同意あり)
加茂先生
お久しぶりです。おかげさまで、腰痛休暇ゼロの記録更新中です。
先生のところでお世話になってからも、通院がかなわないことから腰痛とのバトルは時々繰り広げられますが、ああ、またストレスねと思い。トリガーポイントの治療をしてくれる友達のところとカイロに定期的に通い、事なきを得ています。母をヨーロッパに連れて行くこともかないました。
今回メールを差し上げたのは、副島先生のブログに加茂先生のことが書かれていたからです。群馬県の木村先生のところに治療に行った折、加茂先生の著書をもらい、仕事を放り出して一気に読んでしまったと書いてありました。
副島先生の本は昔は英語の学習法、今は、歴史や経済とほとんど読ませていただいていますが、著書はいつも平積みになり、大変情報発信力のある方なので、加茂先生の治療法がもっと困っている方に届けばいいと思い以下の文をを副島先生宛てにメールしました。
ここにアクセスしていただければ。http://www.snsi.jp/tops/kouhou
このその後の記録が、幾分でも加茂先生のお役に立てればとコピーさせていただきます。
人間が脳と筋肉を持っている限り世の中から腰痛という文字が消えることはないと思いますが、先生方のご尽力で、腰痛が慢性の恐怖になったり、パニックから間違った治療法を学び;たとえば手術ー体を壊される方が一人でもなくなることを心から願っています。
副島先生
初めてメールさせていただきます。
古くは、先生の英語学習の本で開眼し、経済、歴史関係の出版物もたくさん読ませて頂いております。私の腰痛咄(JM)については、加茂先生のWebで紹介していただいているようなので省略させていただきます。かなり長いもので…
もし、副島先生の今後の腰痛研究のご参考になればと、加茂先生の病院を退院してからの状況をお知らせいたします。
退院以降、オーストラリアに戻り、全く動けなかったのが嘘のようになりましたが、痛みのしこりのようなものは腰や背中に張り付いたままでした。もちろんこれは、通院できなかったことに起因します。
そして、5ー6年経ったある日、人間関係上ものすごく行きたくなかった中東に行くことになり、嫌だ嫌だと思っていたら、出発の日の朝、両方の臀部、尾てい骨の辺りがカチンカチンに固まって、全く身動きが取れなくなってしまったんです。
ベッドから立つこともままなりませんでした。ちょうど近所に住んでいる筋肉治療をしている友人が、ドライニードリングというものを取り入れ始めて、モルモットを探していたので、わらをも掴む気持ちでやって見ました。これもトリガーポイント治療の一種です。細くて長い鍼の先でトリガーポイントを刺激すると、痙攣して固まってしまった筋肉の繊維が元に戻る仕組みだと聞きました。戻る時は、筋肉が飛び跳ねるようなセンセーションが巻き起こります!結構痛いです!麻酔薬など、薬剤は全く使いません。
結果、痛いながらも中東に行くことはできたのですが、ペトラの遺跡での激痛と不安は一生忘れられません!その後、頭がお尻を固くして身動きを取らせないという恐怖回避の術を覚えてしまい、同じようなことが度々繰り返されることになりました。ドライニードリングとのいたちごっこです。そのような年月の中で、私の仙腸関節のあたりは硬くなった筋肉に引っ張られ間違った位置でどんどん固められて行ってしまったんです。
最終的にはドライニードリングも効かなくなり、その年、年末に帰国した折は、夜、横になることもできず、地獄を味わいました。その時は年末年始で加茂先生のところに行くことも出来ず、骨盤調整の名人を紹介され、なんとか動けるようになってオーストラリアに戻ったものの、状態はそのままで、おまけに、骨盤調整で仙骨の辺りが緩んだためか、時々カクン、と音がして、ひどい時は転ぶんです!
またネットサーチが始まりました。日本で当時テレビで紹介され、治療が4ー5年待ちという先生の経歴を照会したところ、アメリカでガンステッドカイロプラクティックを学ばれていたということで、早速同じような医療体系を持つオーストラリアならガンステッドカイロプラクティックの先生がいるのではないかと検索しました。
何と、近所ー100k圏内ーにいらっしゃるではないですか。初めての治療で、人間の体からこんな音がするんだというようなグアシャ!という音がして、死んだかと思いましたが、それっきり3年くらいか?大事には至っていません。大事には至っていないというのは、船長関節がずれやすくなっているので、時々、あれ?と思った時に軽い調整は必要ということです。
長いエピソードになりましたが、筋肉に関節が歪められ、固められている場合、やはり、高度なテクニックを持ったカイロプラクティックの医師は必要だと思います。筋肉の緩みを待って骨が正常な位置に戻るのを待つのには時間がかかりすぎ、その間にまた別の問題が引き起こされるからです。
この間に精神的な問題を解決しようと、ブライアンワイス医師の提唱されている過去世の催眠療法を医師の元で受けました。これは、はっきりと過去が見えた時、一時的にものすごく有効でした。私の体がこんなに柔らかくなるのかと驚きました。ただし、それは3回の催眠治療のうち、最初の一回だけでした。また、効果も1ー2週間だけだったと。
また、近所にメルボルンのカレッジでー多分メルボルン大学だったと思いますーキネシオロジーを教えながら、ご自分でもクリニックをやっていらっしゃる先生が住んでいて、ここへは栄養相談も兼ね(髪の毛から栄養バランスを見ます)、定期的に通っていますが,この先生がおっしゃるには、日本のキネシオロジーは,アメリカ、オーストラリアから25年以上遅れているそうです。
ここでは、体のチャクラーのエネルギの調整と筋肉の状態から今の不調の原因を突き止め、調節するという治療を受けられます。筋肉の様子を見て行くだけで、私が何才の時にどのようなトラウマを受け、それが今どのような状態で体に影響しているかをつぶさに教えていただけます。私が過去世の催眠療法をお受けて来た時も、内緒にしていたのですが、あれ、なんで今日は18世紀の君の姿が見えるのかなあ?ってバレバレでした。こちらの先生はサイキックでもなければ占い師でもありません。多分そのようなものから一番遠い方かと思います。情報は全部筋肉に記録されているんだそうです。今本を書いていらっしゃるので、発売が楽しみです。
手短にと思いながら長くなってしまいましたが、私が今持っている結論は筋肉の痛みは間違いなく頭からの何かの拒否反応であるということ。
それはトリガーポイントに現れ、そこを攻めれば痛みは解決するということ。これにはトリガーブロック注射は最適だと思います。
なぜなら、それを続けることによって頭から筋肉への通信が遮断され痛みが起こる習慣がなくなるからです。
ただ、頭の問題が大きい場合、キネシオロジー(調べましたが、日本ではまだ無理のようです),催眠療法などは役に立つかもしれません。
また、最近注目されている糖質を減らす栄養学なども説得力があります。この話をすると、もっと長くなってしまうので、、、
ただ、かなり骨格自体がずれて癒着してしまっているような状態ならば、腕のいいカイロプラクティックや、骨盤調整を受け、関節の状態を一度リセットすることは重要だと思います。
ひとついいものが見つかると、他もことに否定的になってしまいがちですが、いいものを組み合わせることによって最良の結果が得られると思っています。それには、副島先生のように、筆力、情報発信力のある方に、情報を集め編集し、広く提供していただけることが、腰痛に悩んでいる多くの方のためになるかと、メッセージさせていただきました。
最後になりましたが、手術は最悪です!!!腰の手術で脳は治療できませんから(笑)本当にしなくてよかったです。長年ご本を読ませていただいている先生に匿名のメールは失礼かと思い、本名を記しましたが、何かのおりに、私からの情報を取り上げていただけることがありましたら、どうか匿名でお願いいたします。
ますますのご活躍をお祈りしております。
JMさんのメールには長年の腰痛との戦いで得られた本質的なものがみられます。
「ヘルニアや脊柱管が神経を押さえて痛い」という非科学的な日本の医療水準では慢性痛に苦しむ人がふえつづけますね。
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