1 2015年 02月 28日
もう結論はでています。神経がヘルニアや脊柱管狭窄で圧迫されて痛みやしびれが出るなんて生理学はありません。 ① 2度、腰のヘルニアの手術を受けた若い男性。両側の腸腰筋、脊柱起立筋、腰方形筋などの圧通点をブロック。すぐに症状は改善した。筋肉の攣縮が痛みの原因で慢性化しているのだからテニスボールを使って自分でほぐすように指導。ヘルニアは健常者でも普通に見られる。 ② 50歳代男性、間欠跛行。脊柱管狭窄症、ヘルニアで2度手術を受けるも改善せず。昨年10月2度当院受診。遠方なので知り合いの鍼灸師を紹介する。本日メールをいただく。 右臀部、脛の痛みで5分と立っておれず、歩くことが苦痛で毎日憂鬱な時間を過ごしていたのが、ウソのようです。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-28 02:28
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(0)
2015年 02月 26日
① 2ヶ月前、朝起きたら右肩甲骨内側部に痛み。寝違いかと思った。MRIで頚椎ヘルニアと診断された。そのうち右上肢に痛み、しびれ出現。治療しているがよくならない。 いくつかの圧通点を30ゲージの注射針で局麻を注射したらすぐに痛みやしびれは改善した。筋筋膜性疼痛以外に考えられない。こんな症例にいちいちMRIを撮るなんて。 ______________ ② 半年前から背部痛、右上肢のしびれ。MRIで頚椎ヘルニアあり。「ヘルニアは小さいのでもう少し症状がひどくなったら来るように。」と医師がいった。最近夜間痛あり。 筋筋膜性疼痛以外に考えられない。症例①と同じくその場で改善した。 ______________ ③ 慢性腰痛。MRIで腰椎ヘルニアを指摘されている。 腸腰筋や小中臀筋のブロックですぐに改善した。 ______________ 3症例とも筋筋膜性疼痛症候群以外考えられない。 慢性化していたり強いストレスや不安障害などがからんでいれば治療に時間がかかるかもしれないが、ヘルニアが原因ではありえない。 こんなことしていれば、普通の会社なら客離れで倒産だろうが・・・。 MRI使用のノルマがあるのかもしれないが。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-26 23:15
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(0)
2015年 02月 26日
ガラパゴスドクター(ガラ医師) 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因で腰下肢に痛みが生じると信じているドクター。 ⭕️「他の医師のした手術でよくならないのは、除圧部位が違う、除圧が不十分。」Failed Back Surgery Syndrome の多くはこれ。 これだけ自分に都合よく理論武装すれば、反省勉強の余地はない。 長時間手術をしないで回復不可能にした医師はヤブ医者ということになり訴えられてもしかたがない。 そもそも「神経線維を圧迫・絞扼すると痛み・しびれが生じる」このような生理学はありません。 神経根性疼痛、椎間板性疼痛、椎間関節性疼痛、このような痛みの概念は20世紀に流行りました。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-26 02:25
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(1)
2015年 02月 20日
![]() 今まで「痛み」について勉強していなかったのです。だから痛みについて正しい知識がありませんでした。 だからヘルニアや脊柱管狭窄が痛みの原因だとか、85%は原因を特定できない腰痛だとかいっているのです。 坐骨神経をナイロン糸で縛って「坐骨神経痛モデル」といっているのも間違っています。 知らないのなら知らないでいいのですが、知らないのに知っていると思い込むことは怖いことです。 整形外科とは骨折や腱や靭帯の損傷を修復、骨などの悪性腫瘍、感染症、奇形などを対象にした診療科であって痛みに関してはど素人なのです。だから「神経が圧迫されているから痛いのだ」なんていっているのです。 痛みの専門家「ペインクリニック」何故かあてになりません。 医師はそもそも「マニアル人間」で、マニアルがあればそれに沿っていろいろやることができます。マニアルがなければお手上げ、マニアルが間違っていればお手上げなのです。 1980年代に「慢性痛」という新たな痛みの概念が提唱されました。最近やっとそれが診療現場でもいわれるようになりました。 痛みは早く止めるべきなのです。 慢性化、広範囲化すると、複雑な難治なものになります。痛みの広範囲化はドミノ倒しのようです。 ![]() ![]() ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-20 19:54
| 痛みの生理学
|
Comments(0)
2015年 02月 19日
私はHP開設の2001年以来いってきたことは、「痛みには第一現場(圧通部位)と第二現場(脳)があり、痛みの悪循環が続くと痛みが大化けする。つまり脳に大きな責任がでてくる。」 そのころは慢性痛という概念もそろそろ語り始められたころでまだ一般的ではありませんでした。 中枢性感作という言葉もまだ知りませんでした。 「痛みの治療と構造の治療は別問題で、痛みを早く治せ!」 多くの人は痛みは何かの病気のサインでその病気を治さないで痛み止めをするのは間違いだと思っているようだ。 毎日患者さんを診ているうちに整形外科の教科書はほとんど役にたたないと思うようになった。 熊沢孝朗先生のHPをみて痛みの生理学を勉強した。 心療内科学会に入り中井吉英先生の講演を聞いたり本を読んだりした。 「腰痛は怒りである」という本の広告をみて、これは当たっていると思いTMS-Japanに連絡をとった。 時代はようやく変わりつつある。 ![]() ![]() ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-19 21:57
| 痛みの生理学
|
Comments(0)
2015年 02月 12日
A先生のブログに「腰ヘルニアの神経障害を長く放置すると、治る可能性のある症状が後遺症として残り、悩み続けることになる」と書いてありました。 そのようなことはございませんので安心してください。 腰ヘルニアを放置したためにどのような症状が後遺症として残るというのでしょうか。私は長年医師をしていますが、そのような症例は見たことも聞いたこともありません。それどころか、手術をしたために大変辛いことになっている症例はみたことがあります。 そもそも、神経繊維を圧迫すると痛みやしびれが生じるという生理学は存在しません。 だから地球上で生活できるのです。 神経線維を圧迫したところでなにも起こらないのです。 神経線維を強く締めつけると麻痺がしょうじます。腰ヘルニアで麻痺が生じるのは「馬尾症候群」といって、48時間以内の手術が必要です。極めてまれな疾患です。 http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_528.htm 有名な疼痛生理学者パトリック・ウォールは著書の中でつぎのようにいっています。 椎間板の役割について外科医の混乱は、突出した椎間板を取り除く手術の割合が、国によって大きく異なることに反映されている。10年前に10万人あたり英国では100人、スウェーデンで200人、フィンランドで350人、米国で900人であった。この割合は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。 http://junk2004.exblog.jp/20995589/ 次は北米脊椎学会会長も賛同していることです。 スミスのチームは、腰痛患者を対象としたX線やMRI(磁気共鳴映像法)検査も問題視している。 腰痛には無関係な異常を見つけるだけに終わることが多いためだ。 http://junk2004.exblog.jp/11975069/ これは手術をしてもしなくても1年後の成績は同じという有名な研究です。 次のグラフは健常者にも多くの人にヘルニアがみられることを示しています。 ![]() MRIによる健常者の年齢別異常検出率 BodenS.D.et al(J Bone Joint Surg Am 1990) 健常者でも多くの人にヘルニアがあります。 ====================== 以上のことから、ヘルニアが神経を圧迫して痛みやしびれが起きているのではないということです。 でも手術をしてすっきり治る人もいるのは事実です。 人間にそなわった儀式的効果、プラセボ効果ではないでしょうか。しかし、半年もすればまた痛みが再発するというケースが多いようです。 私の患者さんにも手術を経験したひとがとても多いです。 その先生もブログで書かれていますね。 「腰椎変性疾患は色々な形で再発があります。再発なく一生を終える人は幸運と思ってよいでしょう。少数の幸運な人がいる一方で、多くの人は再発を繰り返すことになります。私の経験では、2度や3度は希でなく、4度、5度、最も多いのでは頸椎2回と腰椎5回の計7回という患者さんがいます。」 私の患者さんでは「手足の痺れと全身疼痛が5年前から発症し、頚部3回、腰部2回もオペをしてしまいました。」 痛みやしびれは「脊椎の変性疾患」(老化)という考えは20世紀に席巻しましたが、21世紀の今はそれは間違いであったという反省がされています。 しかし、その考え方がまだ一般にひろがったわけではないですね。 今は「生物・心理・社会的疼痛症候群」=「筋筋膜性疼痛症候群」という考え方がされています。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-12 18:39
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(1)
2015年 02月 11日
70歳代、女性 1月29日ごろより、左の背中が痛い。思い当たる出来事はない。 圧通点の局麻を注射する。 3日後、よくならない。反対側(右)が痛くなった。家人は圧迫骨折ではないかといっている。レントゲンを撮って欲しい。 脊柱に叩打痛はない。 レントゲンを撮る。その部位に古い圧迫骨折と思われる変形椎体あり。今回の痛みの原因とは思われない。 こういうときは、全身的な話題にもっていく。 眠れるか・・・・・ねむれない。 目や口が渇くか・・・・渇く。眼科にかかっている。 胃の具合が悪くて内科医にかかっている。 「ストレスが原因だと思いますが・・・。何か思いあたることはないですか。」 「何もストレスはないですが・・・・。」 「ああ、確定申告が28日に終わってやれやれと思いました。」 「ストレスが終わった途端に体調が崩れることがあります。いろんな症状を総合すると一過性の軽いうつ状態の症状だろうと思います。」「しばらく電気をあてにいらっしゃい。」 と説明して「高齢者のうつ」というパンフレットをわたす。よくならないようなら薬も考えるが・・。 患者さんは納得したような様子だった。 このへんの説明はむずかしい。納得しないと他の病院へいく。またレントゲン、MRI。そして、下手な医師に出くわすと辛い結果となるのは目に見えている。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-11 12:00
| うつ・不安・ストレス
|
Comments(0)
2015年 02月 10日
ある方から手紙をいただきました。 痛みやしびれに対する考え方そのものが間違っています。手術は最終手段でもありません。そもそもの理論的間違いです。 これに気づくのに多くの時間と費用がかかりました。 痛みやしびれは時間的要素が関係します。脳脊髄の記憶が関係しますから。 このような話はよくあることなのです。被害のないうちに気づいてください。 H17年X月頃より腰痛、両下腿及び足部全体(足底 足背)のしびれ疼痛あり、A病院で診察を受けたところ手術を勧められた。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-10 23:19
| 慢性痛
|
Comments(0)
2015年 02月 09日
こんな患者さん、とても多いですよ。有名な脊椎外科医も疑ってみるべきです。 「これぐらいならそんな痛みにはならない」なんて説明します。いったいどれぐらいの大きさなら痛みになるというのでしょうか。そして適切な診断、アドバイスはできないのです。でも有名な脊椎外科医なのです(笑)。 脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアは普通にみられる老化現象で痛みの原因になることはありません。 MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を知らないのだから永遠に正しい診断にはならないのです。 ![]() 前略 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-09 19:55
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(0)
2015年 02月 07日
2年前、左脚にTPBをしていただき、以後痛みは皆無となりました。それ以前は、5分以上の連続歩行や佇立が困難で、睡眠時は1時間~2時間毎に痛みで覚醒し、体位を変えても激痛で 、最後は座位で仮眠して仕事にいく辛い日々でした。 詳しいことは忘れましたが、遠方からの患者さんで、通院されました。 ▲
by junk_2004jp
| 2015-02-07 02:59
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
Comments(0)
1 |
アバウト
カレンダー
LINK
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||