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心療整形外科

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2019年 09月 26日

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が痛みやしびれの原因になることは決してない

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が痛みやしびれの原因になることは決してない」この事実が知れ渡ることによってどれだけ多くの人が助かることだろうか。無駄な医療費の削減になる。

生理学上ありえない。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄は健常人でもよくみられる。

慢性痛とは3ヶ月以上続く痛みで、痛覚系(痛覚認知システム)の過敏化だ。痛みそのものが治療の対象となる。

痛みの本態は「筋筋膜性疼痛症候群」だ。腸腰筋のチェックはキーポイント。

⭕️40歳代、一ヶ月前より腰痛、下肢痛。椎間板ヘルニアと診断される。知人の紹介で当院受診。

痛みのため跛行。

腸腰筋、臀筋、ハムストリングなどの圧痛点(痛覚が過敏になったポイント)に少量の局所麻酔(1〜2ml)を注射する。

すぐに痛みがとれた。

筋筋膜性疼痛症候群しかありえない。

ただし、中枢性感作(脳の痛覚過敏状態)がどれぐらいなのかは一回の診療ではわからない。

椎間板ヘルニアが痛覚を過敏にしていることはない。

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⭕️60歳代、3年前より、間欠性跛行(100mほど)。脊柱管狭窄症と診断をうけいろいろ治療しているがよくならない。知人の紹介で来院。

腸腰筋、臀筋などの筋筋膜性疼痛症候群だ。

治療によりすぐに改善した。

脊柱管狭窄が痛みやしびれを起こすことが決してない。

⭕️50歳代、男性。A病院「分離症」B病院「椎間板ヘルニア」C病院「脊柱管狭窄症」と診断をうけた。

いずれの病院も基幹病院、有名病院だ。

当院の診断は腸腰筋などの筋筋膜性疼痛症候群だ。

ひとりの腰痛に対してなぜこんなに診断名がバラバラなのか。

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ぜひこの部分の圧痛を調べなさい。

肩こりと同じこと。

慢性のこり

「間欠性跛行」・・・休むと回復する・・・筋肉の特徴

間欠性投球

若いころは100球続けて投げられた。70歳の今は5球投げたら休みが必要。しばらく休むとまた投げられる。

頚の狭窄症か(笑)




by junk_2004jp | 2019-09-26 02:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 09月 12日

70歳代男性の哀愁(私72歳)


まだまだ若いもんには負けないと思っているが、現実はすごく筋力などが落ちている。

定年退職後の居場所がない。

生物・心理・社会的疼痛症候群(筋筋膜性疼痛症候群)

⭕️「生物学的」70歳代、男性。学校の清掃の仕事をしている。階段の昇降が多い。

過去に2回、脊柱管狭窄症の手術をしている。

また、お尻から太ももにかけて痛みがでてきた。

病院受診してMRIなどの検査を受けたが「脊柱管はきれい」ということで、とくに治療はなかった。

腸腰筋と臀筋の圧痛点に局所麻酔を注射したら、その場で痛みは消えた。

加齢による筋質の劣化(サルコペニア)とそれに見合わない労働。

痛みと脊柱管狭窄とは関係がない。高齢者が増える中、簡単な治療で痛みを改善する技術をみにつけるべきだ。

⭕️「心理・社会的」70歳代、男性。営業の仕事をしていた。新しい地で妻と二人でマンション暮らし。腰痛と両足のしびれ、時々両手のしびれあり。

仕事一筋だった男性が、その人間関係や環境が一変すると、居場所がなくなり軽い鬱状態になる。

「ワンコでも買ったら」「私が先に死ぬかと思うと・・・」

「子供の通学の旗持ちは?」「新しい地なので町内会もわからず・・・」

「生物学的」と「心理・社会的」を明確に分類できるものではないが、問診などで大体どちらが強いのか見当がつく。




by junk_2004jp | 2019-09-12 22:18 | Comments(3)
2019年 09月 11日

「現代ビジネス」に名倉潤氏の頚椎ヘルニアについて私のインタビュー




ヘルニアが神経根を圧迫して痛みやしびれが生じるということはない。

まれに、脊髄を圧迫して「脊髄マヒ(頚部脊髄症)」が生じる。これは歩行障害(痙性歩行)、手指の巧緻運動障害(ボタンがとめにくい)。腱反射亢進、病的反射(クローヌス、バビンスキー、トレムナー)。

頚部脊髄症にMPSが合併することがあるが、頚部脊髄症がMPSを直接起こしているわけではない。

痛みやしびれはヘルニアのせいではなく、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)だ。

慢性痛は中枢性の痛覚過敏状態で「体のうつ」ともいえる。下行性疼痛抑制系の機能低下。この神経はセロトニン作動性で、抗うつ薬(サインバルタ)が保険で認められている。



by junk_2004jp | 2019-09-11 13:08 | Comments(14)
2019年 09月 10日

脊柱管狭窄症という診断は間違っている

既出

⭕️70歳代、男性。雪かきを数日間した後、下肢、腰が痛くなり歩行困難となる。レントゲン、MRIの結果、椎間板ヘルニアがあるということで、手術をうける。改善しない。脊柱管狭窄症もあるので、再度、手術をする。よくならない。

当院受診、「腰部下肢の慢性の筋筋膜性疼痛症候群」ということで、サインバルタ投薬とトリガーポイント注射などで、痛みは改善した。

⭕️70歳代、男性。少年野球のコーチ。右膝痛発生、「半月板損傷」という診断をうけた。左膝痛も発生。その後、腰痛、両下肢痛も発生。脊柱管狭窄症ということで、手術を受けるも改善せず。

中高年になると、健常者でも半月板損傷や脊柱管狭窄は60%以上にみられる。これらが痛みの原因になることはない。

痛みの原因はサルコペニア(高齢の筋肉劣化)+過重労働(早い話が年寄りの冷や水)=筋痛症

⭕️70歳代、男性。数日前、田んぼ仕事をしてより、腰痛、下肢痛。知人の紹介で当院受診。腸腰筋、臀筋、外側広筋、腓腹筋などの圧痛点にトリガーポイント注射をした。すぐに改善した。もちろん、レントゲンやMRIは撮っていない。

整形外科を受診したばっかりに痛みの迷路にはまり込む。

こんな症例は専門医より、温泉マッサージの先生のほうがうまいと思う。

そもそも脊柱管狭窄症って、痛みやしびれの原因にならない。




by junk_2004jp | 2019-09-10 18:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 09月 07日

脊柱管狭窄症という全く間違った診断


最近はレントゲンやMRIを撮って「脊柱管狭窄症」と診断されるケースがとても多い。

  • 私が医者になった40年前にはこの病名はなかった。

  • 2001年頃にパルクス、リプル(プロスタグランジンE:血流改善の注射)が発売されたのを契機にこの病名が一気に広がったように思う。

  • その理論には納得できない。(神経根が圧迫を受けると神経根を栄養している細動脈の血流が障害されてその神経の支配領域に痛みやしびれが生じる。)

  • 無駄な検査を受けて、間違った説明を聞いて、効果のない治療をうける。手術をすることによって一層悪化することがある。

  • 高齢者の6〜7割に脊柱管狭窄があると言われている。もちろん症状のない人も多い。

  • 間欠性跛行(しばらく歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、休むと回復する。)はまさにサルコペニアによる筋痛だ。

  • しびれは鉄棒にぶら下がっていると手がしびれるのと同じで筋肉のこわばりなどによるうっ血状態ではないだろうか。

  • 高齢になってからの運動はかえって痛みをおこすことがあるから、若いうちから運動を習慣にする。

  • 鍼灸、マッサージ、トリガーポイント注射など好みの治療でよい。

この病態は地面反力とサルコペニアだ

老化により筋力筋質の低下(サルコペニア)がおこる。

地面反力は最近のゴルフスウィング理論で使われている言葉で、地面を押す力の反作用を受けていること。地球上で立って70年間以上生活するということはかなり大変なこと。






by junk_2004jp | 2019-09-07 19:42 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)