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2020年 05月 30日

慢性痛=中枢性感作=神経可塑

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by junk_2004jp | 2020-05-30 22:58 | 慢性痛 | Comments(0)
2020年 05月 28日

頚椎症性神経根症と診断され治療を続けていたが

「神経根が圧迫を受けるとその神経支配領域に痛みやしびれが生じる」
この診断は間違っている。断言する。

中高年の頚のレントゲンを撮るとC5/6、C6/7は椎間板が変性して狭くなっていてそれに伴い椎間孔も狭くなっているものだ。

医師はその部分で第6神経根(5/6)あるいは第7神経根(6/7)障害と診断するものだ。

だが前回のブログに書いたように神経根が圧迫を受けると痛みやしびれが生じるという生理学は存在しない。

圧痛点を調べればすぐに診断でき、原因、治療もできる。

今回の患者さんの場合は斜角筋の筋筋膜性疼痛症候群だった。

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このようなケースは

夜間のくいしばり、歯ぎしり、顎関節症、握りしめ、緊張型頭痛、睡眠障害、夜間頻尿などを合併していることが少なくない。

まるで寝袋に入ったように固まってねていて、食いしばって、手を握り締めているのだ。

無意識(睡眠時)のとき、何かに抵抗しているのか、葛藤があるのか。

前腕や斜角筋などにできた圧痛点に30Gの注射針で少量の局所麻酔を注射して、腕を振ったり、頚を回したりするとその場で痛みやしびれが取れることがある。

しびれは筋肉の緊張、うっ血と関係しているのかもしれない。鉄棒にぶら下がっているとジンジンした感覚になる。



by junk_2004jp | 2020-05-28 22:10 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2020年 05月 28日

神経障害性疼痛に適応「リリカ」



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この図は脊髄後角で、上が末梢神経、下が中枢(脊髄)。
隙間があり神経伝達物質(グルタミン酸)が放出されることにより
痛みの電気信号が中枢側に伝わる。リリカはCaの流入チャネルを防いでその結果グルタミン酸の放出を少なくする。

私はMR(医薬情報担当者)に尋ねた。「その電気信号はどこで作られたの?」

へたに答えるといろんなことに矛盾が生じるのだ。

もちろんポリモーダル侵害受容器で作られたのだ。

ポリモーダル侵害受容器以外で作られることを「異所性発火」という。

幻肢痛が代表的。ポリモーダルに似た神経鞘腫が新たに作られるのか、発芽により混線が起きるのか。

異所性発火は神経が切られるとか挫滅を受けたときに起きる。めったにみることはない。手術(除圧)をしてどうにかなるものではない。

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多くの医師はこの図のように考えている。

神経障害性疼痛とは物理的に神経が障害されていて、その部分から痛みの電気現象が起きているのだと錯覚しているのだろう。

高齢者の6~7割の人に脊柱管狭窄やヘルニアがみられるといわれている。もちろん健常者もたくさんいる。

痛みの生理学を無視した議論は全くいただけない。

適切な除痛のチャンスを失う。不必要な検査をする。間違った情報は悪影響を与える。



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下の図のごとくどのような痛みもいろいろな要素を含んでいるのだ。特に慢性化した痛みは。
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by junk_2004jp | 2020-05-28 02:26 | 痛みの生理学 | Comments(0)
2020年 05月 27日

筋肉が関係した痛みは慢性化する危険が付きまとう

筋骨格系の痛みについて

悪性腫瘍、感染症、リウマチ系、痛風系は除外してください。

#慢性痛=痛覚過敏症=筋肉痛(こわばり)

ちょっと表現がまずいかもしれませんが、筋肉の関係した痛みは容易に依存的になるのです。

すべての痛みはポリモーダル侵害受容器からはじまります。(幻肢痛などのCRPStype2は例外)

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ポリモーダル侵害受容器で電気信号に変化して脳に伝わります。
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なにがポリモーダル侵害受容器を活性化させるのか?

「火力」と「重力」しかありません。

火力発電か水力発電なんですね。

原子力はポリモーダルを刺激しません。

火力、つまりやけどですが

ゆっくり、じょじょには日焼けの痛み。

急激に強い熱はいわゆる「やけど」。

火力による痛みは慢性化したのを聞きませんね。

一方、重力による痛みは慢性化することが多いのです。

おまけにこれは現代医学の盲点になっています。

医師が画像診断で誤診するのです。

「重力」による痛みは

繰り返す動作、固まった姿勢(火力による日焼けと対比できます)

大きな外力(打撲、捻挫、骨折など、火力による「やけど」と対比できます。)

痛みのスイッチがオンになると「痛みの悪循環」が生じます。
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下行性疼痛抑制系の機能低下、偏桃体活性など痛みが続くことによりますます痛覚が過敏になってきます。ときに広がっていくことがあります。反対側が痛くなることもあります(ミラーペイン、ミラーシナプス)。(中枢性感作)

末梢性感作も生じます。ポリモーダル侵害受容器の受容体の数が増える、神経線維が体表近くに伸びてより痛みが感じやすくなるといわれています。

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筋肉は突っ張ってきます。
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検査でわかるのはBです。

Bを治しても痛みが治るわけではありません。

医師はBが原因で痛いのだと説明するかもしれませんが間違っています。

「骨や椎間板が神経を押して痛い」「軟骨がすり減っているから痛い」は間違っているのです。

「骨折で痛い」は文学的には正しいのですが、「いつのまにか骨折」があるように骨折が必ずしも痛みを起こすわけではありません。やけどに例えると低温やけどでしょうか。

骨折など構造の治療と痛みの治療は別のことなのです。痛みは早く止めるべきなのです。

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受け継がれる
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次は慢性痛の治療薬で有名なリリカのパンフレットからです。脊髄後角で、末梢神経から中枢側に痛みの電気信号が伝達するところです。

赤線は私が加えたものです。

電気信号はもちろんポリモーダルで発生したものです。
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慢性化しやすい脳、痛み閾値の低い脳

脳の機能は百人百様です。

すぐに歌えるひと、すぐに踊れる人、すぐに泳げる人、英語がうまい人など。

痛みに過敏なのは困りますね。不安傾向の人が痛覚に過敏だといわれます。

不安障害(アダルトチルドレン、発達障害、こだわり、完璧主義・・・)


by junk_2004jp | 2020-05-27 13:58 | 慢性痛 | Comments(0)
2020年 05月 15日

痛み医療の失敗


専門家が必ずしも理解していないことがビデオでよくわかる。

日本の痛みの医療は20年遅れているといわれている。

痛みの専門家といえば、ペインクリニック医、準専門家は脊椎脊髄医、整形外科医というところだ。

皆保険、アクセス自由、MRI,CT、レントゲンたくさん。

なぜ20年も遅れたのか?2300万人の慢性痛の人がいるそうだ。

×神経が圧迫されていて痛みやしびれが起きている。次のような病名。

      椎間板ヘルニア
      脊柱管狭窄症
      頚椎症性神経根症
      後縦靭帯骨化症
      黄色靭帯骨化症

×関節軟骨がすり減っている、半月板が傷んでいる。;変形性関節症、関節内障

×椎間板がつぶれている(椎間板症)、すべり症、分離症

痛みという変数が構造(常数)で表せるはずがない。

痛みは電気現象なのでエネルギーなのだ。構造がエネルギーを持っているはずがない。

ポリモーダル侵害受容器が構造に反応しているはずがない。




by junk_2004jp | 2020-05-15 18:54 | 痛みの生理学 | Comments(2)