心療整形外科

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2003年 12月 07日

不安を煽る医師

80歳代、女性、小さなかごにいっぱいの薬袋を持参して受診、某総合病院にかかっているとのこと。顔の筋肉は小刻みにピクピクしている。頚も背中も腰も膝も痛い。診察中に軽い過呼吸状態となる。(不安の嵐)

頭痛、動悸、口、目の乾きもある。内科の主治医には「頭のさきから足のさきまで全部ガタガタだ。」と繰り返し言われているそうです。

この患者さんの病態のキーワードは「不安」です。うつ状態もおそらく合併していることでしょう。不安やうつがさまざまな身体症状を起こすことはよく知られていることです。不安の病気の患者さんに不安を煽る主治医の言葉はいただけませんな~。無知すら感じます。

総合病院だとさまざまな身体症状に対して「○○科に行ってください。」ということになり検査をして症状を抑える薬を出すということになりがちです。もちろんそうでない病院もあるでしょうが・・・。

不安やうつを診てくれる医師に出会わないから、薬をいっぱいのんでいても良くならないのです。

腰、膝2枚レントゲンを撮り、大丈夫なことを保証し、「不安の嵐がさまざまな症状を起こしている」ことを説明しました。まじない?の電気をあててやりました。

患者さんの顔は柔和になり「また来てもいいか。」「またいらっしゃい」ということでお帰りになりました。
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# by junk_2004jp | 2003-12-07 20:05 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2003年 12月 03日

腰痛の手術

「先生、○○さん覚えているか?」

「いいや」

「去年の春ごろ、腰痛で先生の所へきたんやが、治らんかって、**病院へ行って手術したんや。それでも痛みがとれんで、1週間後に再手術をしたそうなんや。」

「先生のとこ来たといっても2~3回やったじゃないかな。」

「ふ~ん、ぜんぜん覚えがないがな~。」

「その人がまた腰が痛いといってるんや。」

「ふ~ん。」
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# by junk_2004jp | 2003-12-03 22:07 | 慢性痛 | Comments(0)
2003年 12月 02日

痛みの診断書

医者が分からないことは分からないというべきではないか。

カルテの開示、根拠に基づいた医療、説明と同意、これらが当たり前になりつつある。

交通事故の診断書には加療見込み日数を記載しなければならない。

どのような治療を受けるかは患者さんに決定権がある。

痛みの認知、反応には個人差が大きい。

交感神経の緊張に個人差がある。

ストレス状態は個人によってちがう。

むちうちなどはどこにどのような損傷があるのかないのか判断できない。

よって全く分からないのである。分からないけど書かなければいけない。これはおかしいと思いつつ書いている。
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# by junk_2004jp | 2003-12-02 19:09 | 交通事故診療 | Comments(0)
2003年 11月 29日

痛みと構造

痛みという生理的な現象を構造の問題としてとらえるようになった理由(すりかえ)

多くの生理的現象は構造の問題としてとらえられることはありません。(多汗、頻尿、掻痒、動悸、下痢、など)ところが痛みとなるとなぜか構造的問題がとりあげられるようになります。その理由は何なんでしょうか?

損傷に痛みはつきものだから、痛みに対して損傷という強い恐れがある。

レントゲン、MRI,関節鏡、硬膜外鏡など構造を観察する近代医療機器が「痛み」に対しては完全に裏目にでた。悪性腫瘍、外傷、感染症には大きな貢献をしたが。

痛みに対して民間医療で「すじちがい」「ずれ」「ゆがみ」など構造異常を思わせる言葉が安易につかわれる。

診断→治療という西洋医学的手法が「痛み」に関してはうまくいかない。「痛み」は治療効果により原因を推測するという面がある。同じことは咳や下痢にもいえる。検査は感染症や癌ではないという除外診断でしかない。そうでなかった場合医師は説明に窮するのです。
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# by junk_2004jp | 2003-11-29 23:26 | 急性痛 | Comments(0)
2003年 11月 27日

痛みをじかに取る

バンテリンのTVコマーシャル「現場の痛みをじかに取る」は正しい。へたな整形外科医は根性疼痛(根由来の疼痛)とか椎間板性疼痛とか仙腸関節由来の疼痛とかみょうな理屈をつけて、現場の痛みをじかに取ってくれない。現場の痛みをじかに取る方法を知らないのか、そんなのを治療と認めていないのか、どちらかでしょう。そのような治療は根本的なものでないと思っているのかもしれない。「痛み」のかわりに「かゆみ」をいれてみればよくわかるだろう。かゆいところに痒み止めをぬればいいのです。この痒みはどこそこ由来の痒みなんて言わない。痒みに構造診断をするバカはいないが、なぜか痛みになると・・。

下肢の痛みは決まって、根性疼痛とか、どこそこの関連痛なんていいだすのです。これは教育が悪いのでしょうか。保険治療でなにかもっともらしい病名をつけなければいけないからでしょうか。先輩医を見習いして育つからなのでしょうか。

理屈ぬきに痛いところが現場です。

現場に痛みの物質がない場合もあります(心因性疼痛)。これには現場の治療は効かない。効いたとすればプラセボ効果。現場に痛みの物質があるのかないのか確かめようがありません。治療の効果をみながら漠然と判断します。
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# by junk_2004jp | 2003-11-27 16:27 | 急性痛 | Comments(0)
2003年 11月 25日

交通事故の診断書

外傷の治療と診断書

①損傷の有無とその程度

②外力によって反射的におきた生理的不具合(交感神経緊張による浮腫や発痛物質の産生遊離)

***************************

①あきらかな損傷(骨折、肉離れ、靭帯や腱の断裂)以外はその有無がはっきりしないのが本当のところです。ましてやその程度までは。

②は①の程度とは無関係におきてくるように思われます。病態が長く続くのは②の悪循環のためで損傷の重大性のためではないことが多い。外傷早期に患部に局所麻酔を注射すると、非常に治りがよい。これは交感神経の緊張を遮断することで、悪循環を断ち切ることができるためです。だからすぐにそうすべきなのだが、一般的には理解しにくい。「痛み止めの注射はしたくない」「骨さえ大丈夫なら心配いらない」これは外来でよくきかれる患者さんの声です。

損傷の程度は後日、検査したければゆっくりすればよいでしょう。とりあえず交感神経の緊張による悪循環を遮断すべきです。危険を伴わない、簡単、安い、副作用はまずない。得られる利益は非常に大きい。(医者にとっては・・・損か(*^_^*))

捻挫でテーピングが一般的だけど、どうかな?損傷のせいよりも②のために症状がでていることが多いように思うが。

スポーツの世界でこのような考え方が一般的になるとよいのだが。これを書いている今ちょうど、患者さんがきました。

「きのう足首を捻挫してだんだん痛くなってきました。1W後駅伝に出たいのですが・・・」足首の前面に圧痛点が2箇所ありました。治療後は痛くなくなりました。(局所麻酔をしたのだから当たり前)あした再診します。経験上おそらくすぐによくなると思います。

治療の選択権は患者さんにあります。治療のいかんによっては治癒にかかる時間に大きな差が生じます。このようなことに診断書を書けとはまことに無理難題なことです。
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# by junk_2004jp | 2003-11-25 14:29 | 交通事故診療 | Comments(0)
2003年 11月 23日

丸山選手

ゴルフの丸山選手、PGAで3勝目をあげました。今年の春に頚が痛かったときのインタビューで「MRIで検査したら、頚の軟骨が後ろの方に出ていると言われました。」といっていました。一時は引退も考えたそうです(TV情報)。いったい痛みの原因は何だったのでしょうか?どうして治ったのでしょうか、手術をしたという話も聞かないですね。答えは簡単です。もともとヘルニアと痛みは無関係なのです。マジックの種明かしのようでしょ!痛みがおきるメカニズムはもうお分かりですね。しかし「専門医」がどうしてこれを言わないのか不思議でなりません。マジックの種はばらさないほうがいいのか?ハゲと頭痛の関係は?あるはずがないですよね。ないことを証明しろ?あることを証明してみてくださいよ!
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# by junk_2004jp | 2003-11-23 23:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2003年 11月 16日

魁皇関

魁皇関は場所前にいためた尾てい骨が痛く力が出ないそうです。魁皇関は横綱のかかった場所などではいつも腰痛でうまくいきません。ストレスが筋骨格系の痛みとして出るタイプだと思います。尾骨を打ったあと長く痛みが続くことがあります。このタイプの人に多いのかもしれません。尾骨痛は早期に局所麻酔でブロックすればよくなります。魁皇関の腰や尾骨そのものが悪いわけではありません。
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# by junk_2004jp | 2003-11-16 20:30 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2003年 11月 15日

痛みとコンピュータ

最近のコンピュータ製品は不具合がおきたとき、一度スイッチを切って再度立ち上げたら直ってしまうことが多い。今日、レントゲンの現像機の調子が悪かったのであれやこれややってみたが、結局、スイッチを一度切って、再立ち上げをしたら直ってしまった。パソコンでもそのようなことがしばしばある。痛みもこれとよく似ている。一度、局麻でスイッチをきって立ち上げると治ってしまうことが多いものだ。構造的な原因で痛みが起きていると信じているものにとっては、このようなことは一時しのぎに思えてしまうことだろう。

痛みはコンピュータににている。記憶されるということもそうだ。お気に入りになってしまうとたいへんだ。パソコンをやっている人には痛みを説明しやすい。脳がサーバーで、痛いところがローカルコンピュータ。入力、出力、アップロード、ダウンロード、デリート等等。
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# by junk_2004jp | 2003-11-15 23:42 | 慢性痛 | Comments(0)
2003年 11月 14日

交通事故の痛みの治療

交通事故の痛みの治療は難しいものだ。やられた人、やった人、治療費を払う会社、おまけにそれぞれに弁護士がついたら、それはもうたいへん。医者にも弁護士がついてほしい。(~_~;)診断書にしたって何を根拠にかけばよいのだろうか?2週間の治療と書くのと15日と書くのは大きな違いがあるそうだ。
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# by junk_2004jp | 2003-11-14 23:44 | 交通事故診療 | Comments(0)