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心療整形外科

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2024年 02月 18日

痛みの分類

痛みの定義
組織損傷が実際に起こった時あるいはおこりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験

(以下は私見)
感覚的体験、情動的体験で組織損傷を伴っているものと伴っていないものがある。組織損傷は明らかなものから顕微鏡レベルの微小なものまで様々だ。
急性痛=NSAIDs(消炎鎮痛剤)が効く
①侵害受容性疼痛=炎症性疼痛(リウマチ系、痛風系、感染、ケガの初期の反応性炎症)
慢性痛=NSAIDsが効かない
⓶痛覚変調性疼痛=痛みの悪循環→中枢性感作
③神経障害性疼痛=体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛
        =帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経痛、幻肢痛、CRPS2
混合性疼痛=侵害受容性疼痛と痛覚変調性疼痛が混在しているもの


40年ほど前は
侵害受容性疼痛
神経因性疼痛
心因性疼痛


# by junk_2004jp | 2024-02-18 19:54 | 痛みの生理学
2024年 02月 16日

今まで間違っていた痛みの医学

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# by junk_2004jp | 2024-02-16 16:35
2024年 02月 16日

腰痛を慢性化させる治療者

Xの長谷川淳史氏の投稿より

【腰痛を慢性化させる治療者】

✅腰痛みに対する視野の狭い医学モデルに固執し、一時的な鎮痛処置に重点を置く。
✅セルフケアの意欲を失わせ、自己管理のアドバイスができない。
✅患者の機能回復へ向けた介入を行なわない。
✅過剰検査で壊れた部品仮説を信じ込まる。

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# by junk_2004jp | 2024-02-16 11:31 | 急性痛
2024年 02月 02日

説得力のある科学的エビデンスによって、損傷モデルを支持する人々の考え方の誤りが指摘されている

医師の考え方を転換させることの方がより難しい課題かもしれない。
説得力のある科学的エビデンスによって、損傷モデルを支持する人々の考え方の誤りが指摘されている。しかし長年抱いてきた腰痛に対する考え方を変えさせ、ベテランの臨床医の診療を改めさせることは、いらいらするほど時間のかかる大仕事である。
2005年米国の論文

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損傷モデルとは痛みの原因が構造上の異常にあるとする考え方。「軟骨がすり減っている」「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「すべり症」「分離症」などが痛みの原因ではない。これ以上議論する必要はない。理論的にも、統計的にも、これまでの治療からも。

だから手術の必要はない。

レントゲンやMRIの必要はない。ただし特異的疾患(悪性腫瘍、感染症、リウマチ系、痛風系)の鑑別や骨折の有無を調べるのには有用。

損傷モデルに代わって登場したのが「心理・社会的疼痛モデル」Psycho/social model

これは怒り、不安、悲嘆、苦悩など負の情動や家庭や職場の環境の変化などが痛みの原因とする説だ。

身体的には筋肉の緊張、コリ、攣りとして現れる。




# by junk_2004jp | 2024-02-02 17:18
2024年 02月 01日

今まで間違っていた痛みの医学

痛みの定義

組織損傷が実際に起こった時あるいはおこりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験

慢性痛の定義

治癒に要すると期待される時間の枠組みを超えて持続する痛み、あるいは進行性の非癌性疾患に関する痛みである


Aさん(70歳代男性)は1週間前より特に誘因なく朝起床時より腰痛、両下肢痛出現。過去に経験なし。
腰や両下肢の裏表に多数の圧痛点あり。圧痛点に局所麻酔を注射。トリプタノールを就寝時投与。
2回の通院で改善した。

「原因はなんでしょうか?」
「多分ストレスだと思いますよ。何か心当たりはないですか。地震とか・・・」
「先日、能登の生家を見に行ってきました。親は施設に入って空き家になっているのですが、それがつぶれていたのです。それが痛みの原因ですか。」

Bさん(50歳代、女性)1週間前より腰痛、右下肢痛出現。特に誘因なのせいだろうし。原因は愛犬の死だった。

Cさん(70歳代、女性)たまに膝痛あり。先日、母親(90歳代)死が近いとの連絡あり見舞いにいく。駅の階段が膝が痛くて大変だった。その日の夜、痛いポイント(内側広筋など)に注射した。翌日は治っていた。私の妻です。

このような症例はいっぱいあるが以前は「心因性疼痛」といっていた。

ケガをしたわけでもないのに何で痛いのだろうか?

レントゲンを撮ると軟骨がだいぶ減っている、椎間板が狭くなっている、椎間孔が狭くなっている、そのためだろう。Damage model 一時これが流行ったのだが、健常者にもみられるし、治療成績もよくない。生理学でも説明できない。

上のような症例は3か月たっていないが「慢性痛」といってよいと思う。

脳は心の危機でも体の危機と同じとうに反応する。
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実際に体のケガがあるのかは痛みが起きた状況をききだすしかない。
そんなことでケガはしないだろうと思えることが多い。実際にケガがあれば整形外科医
痛みを感じると反射的に筋肉が緊張する。「筋筋膜性疼痛症候群」心身症:心療内科的
筋肉に緊張や圧痛がはっきりしないことがある。脳だけのこととなり精神科的な問題
ペインクリニック医が指揮をとり痛みを止める。修復すべきケガがあれば整形外科医に応援を頼み、心のケガが重症なら心療内科医あるいは精神科医とともに治療にあたる。


痛みの診療は生命予後に関わる重要な問題だが相変わらず時代遅れのDamage modelが幅を利かせている。
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# by junk_2004jp | 2024-02-01 02:08