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心療整形外科

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2022年 11月 06日

前皮神経絞扼症候群




「痛みを知る」熊澤孝朗 著 (熊澤先生は痛みの生理学者)

「神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」


前皮神経絞扼症候群_b0052170_00292947.jpg

ネットで調べたがこれって、腹筋のコリではないのか?

足裏で起これば「足底腱膜炎」と言っているだろ。足底皮神経絞扼症候群ということか(笑)。

女性に多いとも書いてあった。

図のように体のいたるところで皮神経が筋肉をい貫いている。

肩こりも緊張型頭痛も何もかも〇〇皮神経絞扼症候群

「上臀皮神経絞扼症候群」とかいう病名でお尻の上部に数か所の手術痕のある人をみたことがある。この人は腰のヘルニアか狭窄症で手術をしたがよくならず、この病名に至った。何度も手術をしてよくならない。(同じ医師による)

医者は「痛み」は神経が締め付けられているからだと思うようだ。これは科学ではない。

たぶん、心理・社会的要因があるのだろう。


# by junk_2004jp | 2022-11-06 00:50 | MPS
2022年 11月 05日

神経障害性疼痛の誤解

意見には個人差があります。

神経障害性疼痛について次の図のように思っている医師が多いように思います。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という診断をする医師はそうなんでしょう。手術によって除去(除圧)して治そうとします。

神経障害性疼痛の誤解_b0052170_15292823.jpg
この図はリリカのコマーシャルに使われました。もちろん医師の監修です。

神経障害性疼痛の誤解_b0052170_15293547.jpg

これはリリカではないですが同じような薬のものでしょう。

もしこれが事実なら痛みではなくマヒです。知覚神経なら知覚鈍麻~脱失、運動神経なら運動マヒです。身体障害者レベルでしょう。

二次的に痛みが生じるのならカウザルギー(CRPSタイプ2、幻肢痛タイプ)、きわめて難治。ありえません。

私はそうでなくて次のように思っています。

神経障害性疼痛の誤解_b0052170_16144821.jpg
神経障害性疼痛とは中枢性感作の生じた状態。痛みの悪循環のせいで下行性疼痛抑制系の減弱、など脳脊髄に変化が生じた状態。

考え方の違いで治療方針に大きな違いがしょうじます。安静か運動か?手術か運動、薬か?

みなさんはどう思いますか。

だいじなポイントなので図をお借りしました。



# by junk_2004jp | 2022-11-05 16:21 | 痛みの生理学
2022年 11月 05日

神経障害性疼痛と圧痛点

神経障害性疼痛

定義:体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛

簡単にいうと「慢性疼痛」ということだ。特殊な慢性疼痛として、帯状疱疹後神経痛、カウザルギー(CRPSタイプ2、幻肢痛)

線維筋痛症は当然神経障害性疼痛だ。

神経障害性疼痛と圧痛点_b0052170_01195855.jpg

神経障害性疼痛と圧痛点_b0052170_01200143.gif
神経障害性疼痛と圧痛点_b0052170_01195102.jpg
脳内だけの痛みを除いて、痛みはC線維の先端のポリモーダル侵害受容器からはじまる。

圧痛点は痛覚が過敏になった点で、その直下には過敏になった(感作された)ポリモーダル受容器がある。痛みの流れの源流Aでブロックするのがトリガーポイントブロックだ。

C線維の途中(中流)でブロックするのが神経ブロック、河口(痛みの信号が脊髄に入る手前)でブロックするのが神経根ブロック。

神経根のあたりに広く局所麻酔をばらまくのが硬膜外ブロック。


# by junk_2004jp | 2022-11-05 01:52 | 痛みの生理学
2022年 11月 04日

痛み治療の言葉、イメージ

トリガーポイント・ブロック
=痛み止めの注射
=ハイドロ・リリース(液体による開放)
=筋膜はがし
=筋膜リリース
=コリをほぐす
=指圧
=鍼(ツボ、アゼ穴)
=マッサージ

筋肉のコリ・攣りは大昔から悩まされ続けてきました。術者によって表現が違うでしょうが、それはイメージの問題です。実際に筋膜が剥がれたりしません。表現が違うとイメージが大きく違いますね。「リリース」と表現するのと「痛み止め」と表現するのでは患者さんのイメージはどうでしょうか。

硬くなった筋肉はそれ自体では痛みは起きませんが、傷つきやすく痛みが起きやすいものです。

伸張性収縮:

筋肉が伸びながら力を入れる。伸びたときに力を入れる(リミッター)。筋肉を鍛えるトレーニングに利用される。筋肉に微小ダメージが加わるので筋肉痛の原因になる。

腰を起こすときの腸腰筋、下り坂の大腿四頭筋、むち打ちの胸鎖乳突筋、斜角筋。

筋肉が攣って激痛になるぎっくり腰の腸腰筋、翌日から痛み出すむち打ち、頭痛や腕のしびれ、耳鳴りなどを伴うこともある(バレリュー)。

膝痛の始まりも筋肉のコリから。

筋肉の種類によって症状にかなりのバラつきがあるように思う。




# by junk_2004jp | 2022-11-04 07:40
2022年 11月 02日

11月1日週刊現代に紹介されました


慢性腰痛の治療について聞かれました。

1時間ほどネットを使って説明し、それを記者が文章にしたものです。私が校閲しました。スペースや表現である程度妥協しました。

腰痛だけでなく筋骨格系の痛みにあてはまる。

除痛方法は私は局所麻酔を使っているが、いろんな方法がある。
以下が要点

  • 特殊な病態(リウマチ系、痛風系、感染症、帯状疱疹後神経痛、ガン、幻肢痛様)を除いてつまり殆どが筋肉のコリ、攣りである。
  • 打撲、捻挫など大きな外力が加わる、繰り返す外力、姿勢、緊張などがきっかけとなる。
  • 悪循環し、広がることがある。
  • 慢性化しやすいので早期除痛が重要だ。
  • 骨折、腱、靭帯断裂を伴う場合は痛みの治療とは別の問題だ。
  • 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が末梢神経を圧迫して痛みやしびれが生じることはない。(検査・手術は必要ない)
  • 椎間板や関節軟骨の摩耗が痛みの原因ではない。(検査・手術は必要ない)
  • 心理、社会的要因が影響する。
  • 慢性化したものに対して、除痛、運動、心理療法など

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# by junk_2004jp | 2022-11-02 02:32 | 慢性痛